2年間の休暇(仮)

30代男性孤独旅行記

ベトナム②

前回からの続きです。

yukanoshimi.hatenablog.com

 

4日目。

今日から1泊2日のハロン湾クルーズ。

ハノイの街を歩いていればそこら中にハロン湾クルーズその他諸々を取り扱っている旅行代理店があるのだが、ものぐさを発動した自分はホステルに頼んでツアーを予約してもらった。1泊2日で120ドル。

値段そのものは極端にぼったくられてる訳ではないと思うが、街中の代理店は30%オフなどの価格競争をやっているところもポツポツあったため、安さを追求するならそっちの方が良かったかもしれない。ツアーの内容は違うだろうから何が正解なのかは一概には言えないが。

で、結論から言うと、参加したツアーは参加者が自分以外全員欧米人で、ビーチと船でパーリナイみたいなクルーズだったのでだいぶnot for me感があった。そもそも泊まったホステルからしてそうだったので、そのホステルでツアーを予約した時点でミスっていた説がある。(ちなみにホステル経由で参加できるクルーズに他の選択肢はなかった)

朝7時半にガイドが迎えに来て、送迎バスに案内してくれる。120$にしてはバスがしょっぱい。

見たことない形の端子だなあと思ったけど単に2個あったUSB端子がぶっ壊れて1つになってるだけだった。当然充電はできない。

外を眺めていたら見つけたイオンモール

休憩挟んで2時間半ほどバス移動。ハロン湾ってハノイからすぐ行けるイメージだったけど、思ったより遠いんだな…。

ここからバスと船での移動を繰り返す。バスで船着場について、小型ボートでまた別の小さな港に行って、そこからバスに乗り換えて…カットバー島の港に到着。ここからまた別の小型ボートに乗って、海上でやっとクルーズ船に乗船。

swarmのスクショ。一番右はハロン湾のピンだが実際はここまで遠くに行っていない

昼食を摂った後部屋のキーを受け取り、やっと自室に…

と思ったら部屋に脱ぎ捨てられた大量の衣服がある。

これには流石にびっくりしてスタッフに「これどうなってんの?」と問い合わせに行くと、「え、相部屋だよ?」とのこと。

いや相部屋とか聞いてないんですが…。

というか120$もするのに個室じゃないのかよ。

ちなみになぜ自分より先に住人がいるのかというとこのツアーには2日間と3日間、2種類の日程があって、どんどん人が入れ替わっていく型になっているかららしい。

まぁ別にここまでずっとドミトリーで生活してきたので相部屋が無理な訳じゃないし…と思い直して部屋に戻る。にしても服の散らかし方はやばいと思うが。

あと海上で携帯電話の電波が怪しいのに部屋やデッキにWi-Fiがない。

これも普通の遊覧船だったらどうでもいいのだが、どうしても「120$払ってるんだけど…」という言葉が頭をよぎる。

そうこうしている間に今回の同室者がやってくる。

オーストラリア人で、不在だったのは近くの山でトレッキングしていたかららしい。僕の拙い英語に対しても色々とフレンドリーに話してくれた。

そのあとはルームメイトも交えてビーチへ。これもクルーズ船から小舟で移動する。

ビーチは思ったより狭い。そして寒い。空も雲に覆われ始めた。しかも小舟は行ってしまったのでどうやったって2時間ほどここにいないといけない。

泳げるとはとても思えない状況だが泳いでる人はそこそこいた。元気すぎる。

仕方がないので歩き回って写真を撮る。と言ってもビーチ自体が狭いのでそんなに撮れるものも多くないんだけど。

なんとか時間を潰してクルーズ船に戻り、夕食の時間。

ルームメイトの卓に混ぜてもらう。オーストラリア人の女性2人とアメリカ人の夫婦(多分)がいた。ネイティブスピードで雑談されると3割も聞き取れなくてすぐに会話の文脈から取り残されてしまうんだけど。

その後はホールでパーティータイムが始まる。トランプゲームをする流れになって、何かにつけて酒を飲まされる欧米風アルハラゲームをめちゃくちゃ覚えた。自分は酒が全く飲めないのだが、その時はルームメイトが代わりに飲むからゲームやろうよって言ってくれた。この人は本当にいい人なんだと思う。2人部屋じゃなかったら絶対隅っこで孤独だった(実際昼飯は特に誰とも喋らず黙々と食っていた)と思うのでルームメイトには感謝している。

 

5日目。

ツアー2日目。
朝は晴れていたので、朝食より少し早い時間に起きて、デッキを回り写真を撮った。

この時間のためなら、お金を払う価値は十分にあったと思う

波もほぼなく、石灰岩の島の向こうから射す朝日が周りを照らす。静かで心地よい時間だった。この時間を感じたくて宿泊つきのハロン湾クルーズにこだわったので、他の諸々は全て許せてしまう(ほんとか?)。

昨晩はこの船から大音量で流れていたパリピみたいな音楽がこの静寂を破壊していたわけだが。


部屋に戻ると、昨日僕が寝た時には部屋にいなかったルームメイトがなんかしんどそうだ。夜中2時まで騒いでた上に2日酔いだそうだ。
軽く朝食をとってカヤックのアクティビティ。ルームメイトと一緒にカヤックを駆るが、彼が2日酔いなのでちょくちょく1人で漕ぐことになった。ボートを漕ぐのは初めての体験ではないと思うんだけど、前にいつやったのか全く思い出せない。

少なくとも言えるのは、こんな壮大な眺めの中でカヤックを漕いだことはない。もしかしたら今後の人生でもないかもしれない。

写真を撮れないのは嫌なのでスマホを持っていったが、水没しなくて良かった。

カヤック体験が終わった後は部屋をチェックアウトして、また船→バス→船→バスと乗り継いでホステルへ。そのまま即就寝。

 

なんか部屋の文句を言ったりノリがnot for meだったとかネガキャンが目立つけれど、この2日間でハロン湾の景色を心ゆくまで楽しめたのは確かだし、なんやかんや(9割ルームメイトのお陰)で楽しく過ごすことが出来たので総合的にはだいぶプラスだったと思っている。

結果的には本当に相部屋で良かったし、ルームメイトが彼で良かった。ただWi-Fiは流石に擁護できなかったので下船時のアンケートに書かせていただいた。

ただこういうノリが本当に無理な人は(僕もまっったく得意ではないのだが)ちゃんとどういう内容なのか比較検討して景観鑑賞メインの落ち着いたクルーズを探した方がいいと思う。あるのか知らんけど。ちなみに僕も次行くことがあったらそうすると思う。

 

キリがいいのでここまで。続きます。

ベトナム①

1日目

STARLUXの台湾→ハノイ便でノイバイ国際空港に到着。知らない航空会社だから勝手にLCCだと思ってたんだけどフルサービスキャリアなんだということに座席のモニターを見て初めて気付いた。機内食もちゃんと出たし。
ベトナムSIMカードは予め日本で買っておき、桃園空港でセットしておいた。

なんせ680円なので少し不安だったが、特に問題なく使えて一安心。

むしろ空港のATMでキャッシングできなかった方が焦った。

BIDVという銀行のATMはなぜか自分のVISAカードでキャッシングができなかった。VISA使用可と記載があるのだが。写真手前側にVietinBankのATMがあり、そこでキャッシングできた。ちなみのこの後街中でBIDVのATMにリトライしてみたがそこではキャッシングできた。手数料取られるが。
ホテルがあるハノイ旧市街までは、タクシーだと2000円程度かかるらしいがバスを使えば45kベトナムドン(270円ほど)ということだったのでもちろんこっちを選択。

バス停に行くまでに何回か「タクシー?」と声をかけられるがこういうのに着いていっても良いことはない。スルー。
運転手にホテルの地図を見せて「大丈夫?」と確認してみる。大丈夫そうなので乗車。空港とバスの写真撮るの忘れたな。
最初バスには自分だけ。出発時刻が決まっているのではなく、ある程度人が乗ってきたら出発するようだったので、そのまま待つ。
20分くらい待ってたら出発し、40分程度で停留所に。ベトナム語で停留所の名前を言われて分かるはずがないのでGoogleマップで現在地をチェックしつつ、近くに停まったら降りるしかない。
降りたのはハノイ旧市街の入り口のようなところだった。Googleマップを頼りにホステルに向かう。旧市街は人とバイクと車が所狭しと入り乱れていて、自分がイメージしていたベトナムの姿がそこにあった。活気もあるし、コロニアル調の建物も目を引く。

昼間に撮り直したハノイ旧市街の街並み

 

割と街の第一印象は良かった。


ホステルにチェックインして、Instagramでコンタクトを取っていた、九份で出会ったイタリア人と落ち合う。適当に飯食いながら喋っていたら同じ宿の2人、オーストラリアから来た女性とドイツから来た男性が加わって4人で飲みながら喋ることになった。ネイティブスピードで雑談されるとなんの話をしているのかすぐ分からなくなるが。ベトナムはオーストラリア人にとって人気の観光地のようで、ここから何人ものオーストラリア人と会うことになる。というか会う人会う人オーストラリア人だった。

 

2日目

まずはハノイ旧市街観光の中心地でもあるホアンキエム湖に。

とりあえず一周した。

観光客だけではなく地元の人の憩いの場にもなっているように感じた。民族衣装を着て写真を撮っている若い人も多かった。小島に建っているのは「亀の塔」。

ハノイの旧市街を通って世界遺産タンロン遺跡


ここには現在のハノイに栄えた数々の王朝の遺構が1000年分以上重なり合っているらしい。今残っているのはごくごく一部だが。入場料は7万ドン。数年前と比較して値上げされたらしい。

 

たくろう君、世界に日本の恥ずかしい文化を晒すのはやめようね。

その後はホーチミン廟に向かってみる。歩くと結構遠い。
地図を確認してみると、廟に面した公園にはどこからでも入れそうなのにやたらと警備が厳しく、入場のためにはかなり迂回するはめになってしまった。セキュリティチェックも厳しい。荷物をトレーに出す時にモタついてたら舌打ちされた。


廟の中にはエンバーミング処理をされたホー・チ・ミン本人の遺体が安置されており一般公開してるそうなのだが、この日(金曜日)は定休日らしく、公園から眺めるだけに。

そうでなくても公開自体は午前中に終わってしまうらしいが。その他、ホー・チ・ミン博物館なるものもあるそうだがここも金曜日はお休みとのこと。

ここはイタリア人にインスタで教えてもらった映えスポット。Train streetと呼ばれているらしい。ここに限らないけど、欧米人(で括っていいのかわからんけど)にとって鉄板なスポットと我々にとってのそれが若干違うことを学んだ。ベトナムで話した欧米人はみんな北部のサパやハジャンループに行くと言っていたが、正直彼らから話を聞くまで存在すら知らなかったし。

この周辺の混雑がエグい。

 

あとはここも有名か。ハノイの大聖堂。中には入らなかったけど。



 

夜も(騒がしいが)そんなに治安が悪そうな印象は受けなかった。「ジャパニーズ?」と声をかけられ、明らかにAIで生成もしくは加工された女性の裸の写真を2回ほど見せられたくらい。これついて行ったら何が出てきてたんだよ。

屋台でイカと鶏肉の串焼きを食べた。合わせて7万ドン(約420円)。

ペッパーソースも相まって美味い。

そしてハノイのコンビニ(サークルKがたくさんある)ではロックスター・エナジードリンクを見つけた。

日本では残念ながら販売終了してしまい、もう飲むことができない伝説の(個人の感想です)エナジードリンク。なんか小さいがこの際それは関係ない。ここから毎日のように摂取している。

あとは前日におすすめされたエッグコーヒーを飲んでみる。

知らなかったがベトナムの名物らしい。正直コーヒーをブラック以外で飲むことがほとんどないのだが、なるほどこれは卵のまろやかさとコーヒーの苦味が良い塩梅で混じり合ってなかなかに美味しい。ただちゃんと混ぜ合わせないとただ卵とコーヒーが2層になっているだけの飲み物なので、そこは注意。

 

3日目

特にやることはなかったが、次の日にハロン湾クルーズを突発で決めてしまったので水着を探して街に出る。

ほんとは出発時の荷物に入れとくべきだったんだけど、部屋の整理してる間に回収不可能になってしまった。
当然ながらベトナムも季節としては冬であり、誰もこの時期に泳いだりしないだろうから水着を探すのには難航した。

地元の衣料品店やショッピングモールを周ったが結局それらしいものは見つけられず、最終的にUNIQLOでまぁ海にも入れそうなショートパンツを買った。ちなみに日本より高い。

ちなみにUNIQLOにはウルトラライトダウンも売っていたが、誰か着るのか…?*1

そのついでにハノイ駅あたりまで歩いてみる。

 

Grabのジャケットやヘルメットがその辺で売っていて軽く衝撃だった。

Grabというのは東南アジアで広く使用されている(らしい)配車アプリで、海外旅行でタクシー(バイクタクシー含む)を使う時にめんどくさい値段交渉から解放される(あと支払いもアプリ内で完結するので財布を出す必要もない)非常に便利なツール。

アプリでドライバーを呼べるっつってんのに、Grabのジャケットを着たドライバーがめちゃくちゃ向こうから声をかけてくるから変だな…とは思っていたのだが、ジャケットがその辺で売っているのであればそもそもドライバー自体が偽物の可能性もあるんじゃないだろうか。

www.viet-jo.com

こんな感じで。

偽物じゃないとしても低評価のドライバーは配車要請が減るらしいので、街中でしきりに声をかけてくるドライバーは仕事がない低評価のドライバーなのかもしれない。実際はどうなのかわからないが。

そもそも向こうからグイグイ話しかけてくる人を信じる方が悪い説がある。


1ヶ所くらいちゃんと観光スポットを見ておくかと思い、ホアロー刑務所に行ってみた。



ここはフランスによる植民地統治時代にベトナム人政治犯を収容する場所で、独房や処刑に使ったギロチンなどショッキングなものも含めて見学できる。囚人たちが受けた仕打ちを表したオブジェも多数あり、「地獄の中の地獄」とも呼ばれた当時の様子を窺い知ることができる。

ちなみにベトナム戦争下では米兵捕虜の収容所として使われていたためその時代の展示もあるのだが、「私たちは米兵に自由な生活を保障してましたよ」アピールと取れる展示物(米兵が遊んでいた道具など)があまりに多く、何かしらの意図を感じてしまいさすがに話半分に聞いておこう…と思った。

植民地支配を受けた側の遺構は日本ではなかなか見ることができないというのもあって行く価値はあるスポットだと思う。

 

とりあえずここまで。続きます。

ベトナム、結果的に3週間以上いたのでブログもテンポよく行きたい。

*1:一応ハノイでは冬の寒い日だと気温10℃前後にはなるらしい

台湾③

前回からの続きです。

yukanoshimi.hatenablog.com

 

7日目。
あけましておめでとうございます。
なんもしてない。天気もあまり良くなかったしホステルでダラダラしていた。

あと声優ラジオを聴いてたらメールが読まれた。
夜はホステルで同室だった日本人と食事をした。20年以上前から旅をしてるベテランで自分が今後やりたい旅の経験が全部あるような方だったので話聞いてて面白かった。フンザやラダックはいつか訪れてみたいと思っているが、20年前と今では秘境感みたいなものが全く違うんだろうなとも思う。実際去年行ったラサとかそうだったし。
宿に戻ってきたらまたイギリス人の同室者に誘われ、昨日と同じトランプゲームに興じた。このゲーム好きすぎじゃない?
後はこの日新しく宿に来たアメリカ人が、ロビーでゴリゴリの音楽を大音量でかけ始めて、複数人に注意されたのになぜか全く聞き入れなかったのでめっちゃ空気が悪くなった。なんだこれ…
そのままなんかしらけた感じになって寝た。

いやテラコマリとParadox Liveは見たわ。

 

8日目。
九份のホステルも今日でチェックアウト。九份に3泊もして何すんねんと思ってたけど、思わぬ交流があって存外退屈しなかった。むしろ思ったより自分の時間が取れなくて少し困っているくらい。
仲良くなったスペイン人の2人と一緒にチェックアウトして台北を目指す。行きと同様、瑞芳までバス、そこから台北まで鉄道で移動する。2人は普通に列車の地べたに座ってて笑った。スペインだとそれが普通なの?
台北ではお互い別のホステルを予約していたので、2人とは夕食を共にする約束をして1回別れる。
13時くらいにホステルに到着し、荷物を置かせてもらう。

www.booking.comベッドが最低限清潔でネットが使えて充電できてシャワーからお湯が出れば宿はなんでもいいんだが、ここはロビーでパソコンを使った作業もしやすいし、洗濯機も使えるし悪くない気がする。ホステルの質とは全く関係ないが、ロビーにいたら日本人のおじさん2人が「ロスチャイルド家が云々…」と謎の陰謀論を展開していて少し怖かった。

身軽になった上で、とりあえず今日の行動について考える。台湾に来てから初めての快晴日だったので眺めがいい場所に行きたいと考え、「なぜか」頭に浮かんだ台北の街並みを一望できるスポットを目指す。

自分は台北駅付近からバスで松友新村まで行き、虎山120高地というポイントまで階段道を登り、奉天宮という寺院の方向まで降りていったが、件のスポットに行くだけなら奉天宮から登った方が早いし楽なので「なぜか」ここに行きたいという人がいたら参考にしてほしい。

多分地元のハイキングコースのような感じで、何人か地元の方っぽい人たちに会った。ちなみに山道の中に突き出した岩場なので、普通に断崖絶壁になっているし落ちたら誰にも気付かれないまま死ぬと思う。床のシミどころではない。


僕は舐め切ってて半袖1枚で登ったらめちゃくちゃ蚊に刺された。なんとなく台湾のデング熱発生について調べたが、2023年秋頃に流行していたらしい。もう下火になっているようだが。良い子の皆さんはちゃんと虫除け使いましょうね。
雲ひとつない快晴のもと台北の街並みを一望することができて心地よかった。高層ビルが立ち並ぶ地域もあれば古めかしい建物がひしめく一角もあって、今の台湾を垣間見ることができた感じがする。一通り景色は楽しめたのだが、夕方ここにくればいい写真が撮れそうだと思ったので待つことに。日没まで2時間弱程度。流石にずっと留まるわけにもいかないので、一旦奉天宮という寺院まで降りてみる。

全体像も撮れよという話だがアングル的に難しかった

龍の造詣がとても猛々しい。紅白のタープテントがいくつも立っていて、もしかしたら元旦はお祭りで賑わっていたのかもしれない。辰年だし。台湾に干支ってあるのか?(あるっぽい)
そんな感じで時間を潰していたら日没の時刻になったのでさっきの岩場に戻る。

高層ビルの灯りと相まってなかなかいい写真が撮れたと思う。
夜景まで撮ってたので結構遅くなってしまったがホステルに戻る。スペイン人の2人組はまた連絡すると言っていたが19時をすぎても全く連絡がないので、「夕食はどうするんだ?」とメッセージを送ったら「もう食べちゃった」と。適当すぎる。それでも「良ければ集まるか?」と言ってくれる辺りノリがいい。

2人が泊まっているホステルで集合し、西門町をぶらぶら歩くことに。「歩き方」によれば原宿と秋葉原を足したような街らしい。よく分からん。

 

2人組は狂ったようにクレーンゲームに興じている。九份でもひたすらやってたけど、いくら使うつもりなんだ…と思いながら見ていたら景品を1つくれた。

「記念だよ。これを見るたびに俺たちのことを思い出すだろ?」とのこと。
ゴールデンフリーザのキーホルダーをどこにつければいいのか正直困るし、今までの人生で耳どころか鼻にまでピアスつけて全身タトゥー入れてる人と会話したこともなかったから記念品なんてなくても絶対に忘れない自信があるのだが、その心遣いは嬉しい。スペイン行く時は絶対連絡しようと誓った。


僕は昼から何も食べておらず、お腹が空いていたので屋台でおすすめのバインミーを食べることに。バインミーってベトナム料理なんだが…。(美味かったです)

そのままあてもなく街を歩いて、寺院(台北天后宮っていうらしい)をのぞいていたら、九份で同じホステルに泊まっていたシンガポール人の女の子と再会した。

そんなことあるんかい。

 

9日目。
次の日はベトナムに出発するので、自由に動けるのはこの日が最後。
今日のメインは故宮博物院

主に清代に保管されていた宝物や文書が展示されている巨大な博物館である。バスで移動したが郊外にあるので1時間弱かかった。入場料も350TWDとそれなり。

一応元旦など、特定の日は入場料が無料らしいが、死ぬほど混みそう…。
他文化の影響を受けつつ時代と共に変化、発展してきた中国の文化財の数々は見応えがあったし、昨年チベットに行ったこともあり、チベット仏教に関連した展示物にも目を引かれた。

乾隆帝の時代は年号も乾隆なのか!と当たり前の事実に感動した

 

あと世界史の授業でしか聞いたことのなかった「坤輿万国全図」が展示されていたのも感動した。

坤輿万国全図。写り込みがエグくて申し訳ない

それはそれとして、敷地が広すぎる、展示物が多すぎる。合計で4時間半ほどいたのだがあまりにも展示物が多すぎて後半はかなり駆け足になってしまった。本当にじっくり見たいのであれば2日以上はかけたほうが良さそう。

 

ホステルに戻った際に、同室のイギリス人とちょっと会話した。
実は前の晩に、誰かがすごい剣幕でFワードを叫んでるのが聞こえて目が覚めたのだが、それは夜中にスピーカーかなんか使ってた別の同室者にこのイギリス人がブチ切れたかららしい。謝罪された。

顔出して揉め事に巻き込まれるのも嫌だなと思ってそのまま寝てたんだけど、ワロタ。

夜はまたまたスペイン人2人と、シンガポール人と会うことに。どんだけ会うんだよ。シンガポール人は出生地が日本らしくて日本語を勉強しているらしい。日本語を話したいとのことなので彼女のスピーチを聞いていたが、あまりに意味不明な内容で笑ってしまった(日本語の問題ではなく)。ここには載せられません。

 

10日目。

台湾最後の日。

ベトナム行きの飛行機は午後便なので、午前中は一応フリー。

歩いていける範囲で観光スポット行くか〜と思い立ち、20分ほど歩いて中正紀念堂へ。

蒋介石を称えて建築された場所で、中には巨大な蒋介石の像が鎮座している。

庭園や周囲の建築もスケールが大きく綺麗なので見応えがある。1時間に1回行われる衛兵の交代式もしっかり見物した。

何が書かれているか一切理解できてないけど思想が強そう。中をのぞく勇気はなかった

 

その後は桃園空港へ。

台北の中心部から、桃園空港はMRTで行ける。所要時間は直達車(快速)で40分ほど。150元。この列車に乗るまでに悠遊卡の残高を150TWD未満にしておけば、改札の窓口で不足分をチャージさせてもらえるので残高をちょうど使い切ることができる。

保安検査場では新型コロナウイルスの検査キットが配布されていた。今後の旅でそれっぽい症状が出た際は使わせてもらおう。

ラウンジで軽く食事をとりながら出発を待つ。空港内で小腹が空いた時や、時間を持て余した時の出費を抑えられるので、やっぱりプライオリティ・パスは作り得。2025年以降楽天プレミアムカードを使い続けることはないでしょう。

今回台北ハノイの移動はSTARLUXという航空会社を使用したが、もう少し待てばより安いLCCの便も取れたので、そこは少し反省点か。なんなら無知すぎて実際搭乗するまでSTARLUXをLCCと勘違いしていた

 

ということで出発。

飛行機の中で撮った写真はこの2枚しかなかった

台湾編終わり。次はベトナム行きます。

公共交通機関が発達していてタクシーなどを使う必要がほぼないという点、日本のチェーン店が多数進出していて困ったらそこに行けばいいという点で非常に旅行しやすい場所だった。オタクじゃないから関係ないけど、アニメイトとらのあなすらありますからね。東側や南側、映画『呪詛』のロケ地など今回行けなかった場所もあるので、再訪してよりディープなところも行ってみたい。

 

【おまけ:出費メモ 台湾編】※1TWD=4.6円で計算

期間:9泊10日

飛行機:羽田→台湾桃園 タイガーエア台湾 34850円

女性声優のクリスマスイベントに参加した結果出発日が年末になり割高の航空券になってしまった。時期を選べばもっと安い便はいくらでもあります。

国内交通費:320TWD(桃園空港→台中バス)+150TWD(台北→桃園空港MRT)に市内移動のバスや都市間移動の電車代が加わるのだが、悠遊卡のアプリと紛失したカードのリンクがいつの間にか切れており利用額が分からなくなってしまった。チャージした額から考えて500-700TWD程度だと思う。高めに見積もって700TWDで計算。

→1170TWD

宿泊費:6553TWD うち初日のブルースカイが1799TWD

食費:2654TWD

観光費(入場料など):550TWD

その他:SIMカード代、悠遊卡代など908TWD+悠遊卡紛失による損失791TWD

→1699TWD

合計:34850円+12626TWD

≒92930円

初日も女性声優のMVロケ地に泊まらずにホステルにして悠遊卡を紛失しなければあと10000円分くらいは安く旅できたけど、まぁこんなもんでしょう。

台湾②

前回の続き。

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4日目

本当はこの日に九份まで行くつもりだったが、九份の宿の予約日を間違えていたっぽくて1日の空白が出来てしまった。

それだったら今日1日でどこか別のところ行こうか…台湾といえば、台湾といえば…と考えていたら『呪詛』じゃん!と思いついた。ホーホッシオンイーシーセンウーマ。

filmarks.com

hiking.biji.co

この映画に出てくるカルト教団の本拠地は、「李崠山莊」という山荘をほぼそのまま使っているらしい。

しかしよくよく調べるとあまりにアクセスが悪い。最寄り駅からタクシーで片道1時間くらいかければいけるっぽいが…。マジで行きたかったのでレンタカーの値段も調べたが流石に予算オーバーだったので結局断念。昨日悠遊卡紛失して損失出してるしな。次に台湾行くことがあったらレンタカー借りてでも行きたい…。
その流れで周辺について調べていたら、新竹という街が次の日九份にも行きやすくてちょうど良いかなと思ったのでそこで1泊することに。もはや何があるのかも知らなかったけれど。

台中から新竹までは電車で80分くらい。ほんとは自強号とかもっと早い列車もあるけどまぁ急いでないので鈍行で。
あんまり電車には詳しくないけど、新竹駅は現存する台湾最古の駅舎で東京駅と姉妹駅らしい。地球の歩き方より。

宿はここ。一番安かったので。1泊550TWD。

www.booking.com入口にLINEのIDが貼ってあって、LINEのトークでセルフチェックインする仕組みのようだ。

外の郵便受けに宿泊代を入れ、それを動画に撮ってLINEを送れば部屋のキーロック番号を教えてもらえた。LINEやらない国の人だったらどうするんだと思ったし、パスポート確認しなくていいのか……?まあ外国人の宿泊客がほぼ来ないのかもしれないが。
部屋は可もなく不可もなくと言った感じだが、ベッドサイドに充電用の装置がType-AのUSB1つしかないのは流石に不便。タコ足繋げないし。

ビーフンが有名という情報を手に入れたので城隍廟まで行って食してみる。

いまだにこの城隍廟というものの概念がわかっていないのだが、土地の守護神を祀った廟…らしい。
失礼ながらビーフンに美味いも不味いもないだろと思っていたのだが、ソースの味が濃厚で食欲をそそられた。

なんか豚の脂が日本のどこかのラーメン屋で見たようなやつなのだけ気になるが…。
ビーフンを食べて気分が良くなったのでその辺で肉まんを1個買い足して食べた。

 

5日目

九份に移動。今回台湾に訪れた一番の目的は、一回くらい九份に行ってみたかったというものなので、一応コレがメイン目的。
(Googleで)調べた限り九份行きのルートは複数ありそう。とりあえず大きめの駅に行って、九份行きのバスに乗ればいいらしい。雑。
とりあえず台北を少し過ぎて、松山駅で下車。ショッピングセンターのようなところに出て、もはや日本だろといいたくなるほど見慣れた店舗が並んでいた。丸亀とかユニクロとか無印とか。

日本の底辺チェーン店大好きなので丸亀で昼食を取ろうと思ったが、満席なので断念。大人気飲食店で誇らしいぜ。
昼食はCoCo壱に変更。その土地の食事にチャレンジするという観点が完全に欠落している。日本で何回食べたか分からないチキン煮込みカレー豚しゃぶトッピングご飯200g辛さ普通。

ルーの味はおそらく殆ど日本と変わらないと思うが、鶏肉のボリュームがあったように感じる。逆に豚肉はボソボソしていて挽肉みたいな感じだった。値段は日本より少し高い。


その後バス停で九份行きのバスを待つが、待っても待ってもバスが来ない。
いやさっき「coming soon」って表示出てたやん。他に並んでいた現地の人や旅行者も何か話していなくなってしまった。状況がよく分からない。現地の人から話を聞いていたマレーシアからの旅行者に何なんこれ?って聞いたけど今日が祝日だからなんちゃら…くらいしか聞き取れなかった。よく分からんけど外国の交通機関なんてこんなもんでしょう。
仕方がないので電車で瑞芳という、より九份に近い駅まで行ってからバスに切り替えることにした。駅から少し歩いたところにバス停があって、九份に行きたい観光客が長蛇の列をなしていた。並ぼうとしたらちょうど目の前に松山駅で出会ったマレーシア人の兄ちゃんがいて笑った。
バスで2-30分くらいだったが、とにかく道が狭い、カーブが多いで結構車に酔ってしまった。正直九份がこんな山道の先にあるということは知らなかった。長崎の山の上に登るバスに乗っているような感覚だった。
とりあえず事前に予約しておいたホステルにチェックイン。

www.booking.com年末年始に移動するのもめんどくさいし、年越しの台北は値段が高かったのでここに3泊。
荷物を置いて街を歩いて回ることに…したのだが人が多過ぎる。

場合によっては死ぬのではと思った時の写真

メインストリートの基山街が狭く、両側に屋台や商店があるのも相まってろくに歩けたものじゃない。階段もあるし、将棋倒しリスクすらあるのでは…。
とりあえず九份っぽい写真は撮れた。

寂れた元金鉱都市だったのが映画『悲情城市』のロケ地になったことで人気爆発したということだけど、『非情城市』見たことないんだよな。トニー・レオンが出演した映画の1つであることはなぜか存じ上げていますが…。
千と千尋の神隠し』のロケ地説は公式で否定されているという認識なだが、当の九份サイドは結構便乗してるのが面白かった。


夕食は友人の勧めに従って樹木窟というレストランに。基山街の一番奥にあって結構遠かった。正直水餃子は普通だったけどチャーハンは濃味で好みだった。

ホステルではスペイン、イタリア、イングランドシンガポールなど色々な国からの旅行者と話す機会があった。母国語の人は当たり前なんだけど、他の人も個人差はあれ概して英語が流暢だなあという感想。自分はやっぱりリスニングもスピーキングも全然なので、流暢な人と話すと半分くらいしか意思疎通できてない。やたらめったら話しかけて交流の輪を広げたい!というタイプではないのだけど、やっぱりコミュニケーションがスムーズになればそれだけできることの幅やそこから得られるものも増えると思うので、課題ではあるかなと思った。ピアスとタトゥーがイカついスペイン人の兄ちゃん(台湾の前は日本にいたらしい)に「お前の一番好きなアニメを教えろ」って言われたので『色づく世界の明日から』をお勧めしておいた。

www.iroduku.jp

全人類観ましょう。

 

6日目。大晦日

晦日。正直なところ特に予定がない。
同室の兄ちゃんたちは朝5時に起きて近くの山の頂上まで行き、日の出を見た(天気予報上初日の出は見られなさそうだったので)そうだが、僕は(ポケモンスリープに差し障るので)行かなかった。朝10時くらいにのそのそ起きて、前日コンビニで買っておいたパンとシュークリームを食べる。
前日九份がガチ混みだったので正直ここを歩き回るのはしんどいと判断し、バスで瑞芳まで降りて、平溪線というローカル線の沿線に行ってみることに。
まず猴硐駅。「猫村」と呼ばれる、猫がたくさんいる集落があるとのこと。

写真中央の通路を奥側から手前側に出た先に猫村がある

 

ここは職場の後輩に教えてもらった。海外旅行に行くたびに猫を追いかけ回して写真を撮っている身としては行かざるを得ない。天気悪いけど。
確かに猫はいっぱいいるが、なんというか、予想よりは少なかった。道を歩いてると10-20mごとに数匹いるかなという感じ。まぁ猫は1匹でも100匹でも何やってても可愛いんですが。

あとちゃおチュールみたいなやつのゴミがその辺にめっちゃ捨ててあって、マナー悪いなって思った。


観光ガイドだと猫村しかピックアップされてない感じがあるけれど、線路を挟んで逆側にある、日本統治時代に石炭の集積場だったという博物館も見応えがあった。列車の時間が厳しくて(平溪線は1時間に1本くらいしかない)あまり長居はできなかったけど。

何に使うか分からない当時の装置が半ば朽ち果てながらもそのまま残されていて、廃墟好きにはツボだと思う。

 

次は十份駅。九份じゃなくて十份。ここも職場の後輩に教えてもらった場所で、線路の上から願いを込めたランタンを飛ばすのが楽しいらしい。30代男性が1人でそんなことやって何が面白いんだって思うけど、旅の安全を祈るのは悪くないかなと思って訪問。
九份の混雑を避けてやってきたはずが、ここもめちゃくちゃ混んでいた。日本人もかなり多い。

この辺から混雑具合を察してほしい

200TWD払ってランタンを購入。ランタンの面ごとに色が違って、その色ごとに祈る幸運のジャンルが違う。仕事とか幸せとか金運とかそういうの。正直旅の安全以外に祈ることもなかったので、だいぶ適当に書いてしまった。そもそも仕事辞めたのに仕事運で祈ることなど何もない。

ホステルに帰宅後はスペイン人の兄ちゃんに頼まれて、彼が日本で買ったという御朱印帳に旅の思い出を日本語で書いてあげた。
その後のホステルのみんなで食事をして、年越しは展望台から台湾各地で上がっていた花火を眺め、テンションの高い現地の人から手持ち花火を受け取って一緒に新年を祝った。

流石に知らん人の顔が映りまくってるのでぼかした

イギリス人のおっちゃんが手持ち花火をライトセーバーのように振り回してきたので一緒にスター・ウォーズごっこをした。やっぱ外国人も「I have the higher ground !」好きなんやな。チノ=リは世界共通語。

正直今年も年越しは1人で静かにやるもん、というか普通に寝ているものだと思っていたから、想定外に賑やかになって若干驚いている。まあ、たまにはこういうのも悪くないかな。

 

続く。

台湾①

1日目

一番安かったので朝5時発のタイガーエア始発便で桃園国際空港へ。

徹夜で乗機したので機内ではずっと寝ていた。あまりにも世の中を舐めていて台湾に入国する際は入国カードを記入する必要があることをイミグレに並んでいる時に知り、慌ててオンラインで記入。

無事桃園空港に到着したところで乞食キャンペーンに参加。

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事前に登録して発行したQRコードを読み取ることで抽選に参加でき、当たればなんと2000TWD=23000円分の電子マネーがもらえるという太っ腹なキャンペーンなのだが…。

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当たり前のように外れてガン萎えした。当たってれば台湾滞在中、宿泊費以外はほぼ出費ゼロにできたと思うのだが。

その後はSIMカードと悠遊卡を購入。


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悠遊卡は要するにSuicaみたいなもの。購入時にはセブンイレブンにある端末でチャージできるよ〜と言われたのだが端末の操作法がわからなかったので、結局店員に頼んでチャージしてもらった。


バスで台中駅に向かう。バスの写真撮り忘れた。ちょうど昼過ぎくらいに台中駅に到着。


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駅舎は綺麗だがホームレスがたくさんいたのが印象的。

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確かに冬でもそんなに寒くならないし、過ごしやすそう。

 

本日宿泊予定の宿に向かう。

jp.trip.com

今回とある目的のため1泊目はこのホテルにすると決めていた。1泊1800TWDくらい。

ロビーの壁一面に並べられたトランクケースが有名なインスタ映えホテルである。

チェックイン時間は15時からだったので、荷物だけホテルに置いて周辺を散策した。
いわゆるインスタ映えに適したオシャレな建物やカフェも多いなかで、崩壊寸前の廃墟のような建物も共存しているのが面白かった。

しかも明らかに廃墟みたいな建物にちょくちょく人が住んでる気配がするんだよな…

お昼は駅前のローカル感ある食堂で牛肉飯をいただく。55TWD。


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正直店自体そんなに綺麗じゃないんだけど、自分が行ったときの客は全員日本人だった。どこかのガイドブックに載っているのだろうか。

そこらじゅうにアイス持って歩いている人がいるし、有名な宮原眼科のアイスも記念に食べておきたかったが、めっちゃ並んでいたのでまた別の機会に。

中には入ってみたけど。

食後はホテルにチェックイン。

普通に寝不足なので部屋に入った瞬間爆睡してしまい、起きたら真っ暗になっていたが、とりあえず外に出てみることに。
魯肉飯食うかー、と思い第二市場を目指す。夜だからなのかどうか知らないが、魯肉飯スペース以外はほぼ全部シャッターが閉め切られており真っ暗で普通に怖かった。
魯肉飯スペースには魯肉飯のお店が2-3ほどあり、そのうちの一つがやたら並んでいたのでなんとなくその並びの後ろにいると別の店の店員に「こっち来い」みたいに誘われ、そのままそっちに移動することになった。まぁ大した意志もなく並んでいたとはいえ意志が弱い。


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魯肉飯65TWD+豆腐スープ20TWD。30代の胃袋にも優しい味だった。
その後は一中街の夜市方面に歩いてみる。途中アニメイトがあったので入ってみたが取り扱ってるものは日本とあんまり変わらなかったように思った。

多少BLスペースが広いか?と思ったけど日本もそんなもんでしょう。

あと「ひきこまり吸血姫の悶々」の中国語表記を覚えました。家裡蹲吸血姫的鬱悶。

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夜市は屋台が立ち並び、台湾の若者がめちゃくちゃ歩き食いをしていた。
色々食べられればよかったんだろうけどさっき魯肉飯を食べたばかりの30代なのでちっちゃい餃子みたいな小煎包?を4つだけ食べておしまい。

 

2日目
ホテルをチェックアウトして次の宿泊先へ。おふざけは大概にして宿代は可能な限り節約していきたい。

ここもチェックインは午後だったので、荷物だけ置かせてもらい、とある理由もあり、審計新村というカフェやジェラート店が並んでいるエリアまで歩いてみる。

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インスタ映え狙いの女の子がたくさんいて30代男性の1人旅にはおしゃれすぎる。アイスくらい食べても良かったかな。

昼食はGoogleマップで高評価って書いてあったのでこの店に。

www.walkerland.com.tw

どんなカレーかも知らずに入ったけどよりにもよって日本のカレーの店だった。唐揚げとかトンカツとかあったし。

 

食事の後は、高美湿地を目指して動いてみることにした。「台湾のウユニ塩湖」とか言われているインスタ映えスポットだ。本当世界中にウユニ塩湖あるよね。
取り敢えずGoogleマップで行き方を検索すると、現在地近くのバス停から清水駅まで行き、そこでバスを乗り換えて約2時間ほどで着けそう。
検索で提案された路線のバスが全く来なくて結局別の路線に乗ったがなんとか到着できた。
晴天の日であれば、日没時に幻想的な写真が撮れるようだが、あいにく曇りだったため普通の干潟にしか見えなかった。

まあインスタ映えなんてこんなもんです。

あとバスの本数は極端に少ないので、特に帰りは注意したほうがいいなと思った。

帰りは清水駅から電車を乗り継いで台中駅に戻る。ホテル近くで食べた麺はあっさりとしたスープと豚肉が美味だったが、30歳の胃には揚げ麺が少し辛かった。

 

3日目

グッドスリープデーなので8時間半寝た。

行動開始のため外に出たのが10時くらい。

本日最初のミッションは「初日のホテルに遺失物の問い合わせをしに行く」。

というのも前日の夜に、バックパックのチェストストラップ(名称は今調べた。胸のところで留めるアレ)が消えていることに気づいたのだ。ブルースカイに荷物を預ける前は確実についていたので、チェックイン前の荷物預け中か、部屋の中で外れたとしか考えられない。夜にホテルに電話したがなぜか繋がらなかったので、とりあえず直接行ってみた。
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結果、普通にフロントのカウンターに置いてあった。何でかは知らないけど荷物預け中に外れたのだろう。とりあえず一安心。

その後はやることもあまり見つからなかったので台中の街をふらふらすることに。

情人橋。

なんでここに来たかは察してほしい。

 


台中の市役所…なのかと思ったら市役所は別にあって、ここは庁舎ビルらしい。

規模がでかい。台中市の人口281万人もいるらしいし、まあ妥当…なのだろうか。

 

別に庁舎を見にきたわけではなく、付近に「世界で最も美しい20の書店」なるものにランクインしたTSUTAYAがあるということで、こっちが主目的。

(ちなみに、後で調べたらランキングに載ってなかった。嘘かミスなのでは?)

参考:

www.flavorwire.com

www.taichung.travel

※上のFlavorwire(ニューヨークのオンラインマガジンらしい)の記事に台中のTSUTAYAは載っていないが、下の観光用HPには選ばれたと書いてある。


ランキングが嘘っぽいからというわけではないけど、正直内装含めて、日本にもあるおしゃれめの書店とあんま変わらんな…という感じだった。

その後はホテルに帰ったのだが、最寄りのバス停からホテルまでの数百メートルで悠遊卡を紛失してガン萎えした。多分バス降りた後ポケットに突っ込んでてスマホとか出した拍子に落ちたんだと思うが、普通気づくだろ。3600円分くらいチャージしていたが、残高も回収できず完全に詰んだ。ガン萎えしすぎて夕食食うのも忘れてた。一応アプリで利用履歴は確認できるんだけど、新しく使われた形跡はないので誰も見つからないような場所に落ちてるか、どこかに預けられてるかなのだろう。
台湾大道原子街口っていうバス停からHappy Inn & Hostelの間です。見つけた人いたら残高全部あげるので使ってください。

 

ネタばらし:


www.youtube.com

以上です。続きます。

注意事項

このブログの運営目的は

①自分のための記録

②家族・知人への生存報告

③旅行を考えている方への情報共有

④インターネットの読み物、暇つぶし

であり、優先度は①→④の順のつもりでやっている。

 

①について

このブログに載せる記事の殆どは自分のメモ帳に書いてある日記をインターネットに載せられるように適宜調整して転記したものになる。自分のための記録であればメモ帳に留めとけって話だが、インターネットに公開して誰かに読んでもらうくらいのモチベーションがないと文章を整えたりしないので…。

②について

生存報告はSNSやLINEでも行っているのだが、その手のツールの使い方が適当すぎて写真アップして終わり、みたいな感じになっているので、実際にどんな旅をしたのかを文章でも伝えておきたい。

③について

記事掲載時点での情報をできるだけ嘘がないように書くつもりだが、細かく書くのはめんどくさいのでやらないと思う。

もしこのブログ書いてある情報を元に何かしらの行動を起こすのであれば自分でもちゃんと調べることを勧める。調べればいくらでも出て来ると思うし。あとそれで何かしらの損害を受けた場合も当然責任は取れない。ごめんなさい。

もし記事に事実と異なる内容が書かれていたら教えてください。直すので。

また令和の世でインターネット上に自分の経験を垂れ流す以上、コンプラ大魔王としてやっていきたい。要するに本ブログに記載している内容が何かしらの法律やらマナーに反している場合、基本的に無知からきている愚行なので教えていただきたい。不味いことを書いていたらちゃんと訂正するので。

④については特に特にいう事はないが、このブログをネットの海に垂れ流しにしていることで①や②を遂行することが難しくなった場合は非公開にするかもしれない。悪しからず。

 

上記を理解していただいた上で読んでもらえると助かります。