2年間の休暇(仮)

30代男性孤独旅行記

ベトナム①

1日目

STARLUXの台湾→ハノイ便でノイバイ国際空港に到着。知らない航空会社だから勝手にLCCだと思ってたんだけどフルサービスキャリアなんだということに座席のモニターを見て初めて気付いた。機内食もちゃんと出たし。
ベトナムSIMカードは予め日本で買っておき、桃園空港でセットしておいた。

なんせ680円なので少し不安だったが、特に問題なく使えて一安心。

むしろ空港のATMでキャッシングできなかった方が焦った。

BIDVという銀行のATMはなぜか自分のVISAカードでキャッシングができなかった。VISA使用可と記載があるのだが。写真手前側にVietinBankのATMがあり、そこでキャッシングできた。ちなみのこの後街中でBIDVのATMにリトライしてみたがそこではキャッシングできた。手数料取られるが。
ホテルがあるハノイ旧市街までは、タクシーだと2000円程度かかるらしいがバスを使えば45kベトナムドン(270円ほど)ということだったのでもちろんこっちを選択。

バス停に行くまでに何回か「タクシー?」と声をかけられるがこういうのに着いていっても良いことはない。スルー。
運転手にホテルの地図を見せて「大丈夫?」と確認してみる。大丈夫そうなので乗車。空港とバスの写真撮るの忘れたな。
最初バスには自分だけ。出発時刻が決まっているのではなく、ある程度人が乗ってきたら出発するようだったので、そのまま待つ。
20分くらい待ってたら出発し、40分程度で停留所に。ベトナム語で停留所の名前を言われて分かるはずがないのでGoogleマップで現在地をチェックしつつ、近くに停まったら降りるしかない。
降りたのはハノイ旧市街の入り口のようなところだった。Googleマップを頼りにホステルに向かう。旧市街は人とバイクと車が所狭しと入り乱れていて、自分がイメージしていたベトナムの姿がそこにあった。活気もあるし、コロニアル調の建物も目を引く。

昼間に撮り直したハノイ旧市街の街並み

 

割と街の第一印象は良かった。


ホステルにチェックインして、Instagramでコンタクトを取っていた、九份で出会ったイタリア人と落ち合う。適当に飯食いながら喋っていたら同じ宿の2人、オーストラリアから来た女性とドイツから来た男性が加わって4人で飲みながら喋ることになった。ネイティブスピードで雑談されるとなんの話をしているのかすぐ分からなくなるが。ベトナムはオーストラリア人にとって人気の観光地のようで、ここから何人ものオーストラリア人と会うことになる。というか会う人会う人オーストラリア人だった。

 

2日目

まずはハノイ旧市街観光の中心地でもあるホアンキエム湖に。

とりあえず一周した。

観光客だけではなく地元の人の憩いの場にもなっているように感じた。民族衣装を着て写真を撮っている若い人も多かった。小島に建っているのは「亀の塔」。

ハノイの旧市街を通って世界遺産タンロン遺跡


ここには現在のハノイに栄えた数々の王朝の遺構が1000年分以上重なり合っているらしい。今残っているのはごくごく一部だが。入場料は7万ドン。数年前と比較して値上げされたらしい。

 

たくろう君、世界に日本の恥ずかしい文化を晒すのはやめようね。

その後はホーチミン廟に向かってみる。歩くと結構遠い。
地図を確認してみると、廟に面した公園にはどこからでも入れそうなのにやたらと警備が厳しく、入場のためにはかなり迂回するはめになってしまった。セキュリティチェックも厳しい。荷物をトレーに出す時にモタついてたら舌打ちされた。


廟の中にはエンバーミング処理をされたホー・チ・ミン本人の遺体が安置されており一般公開してるそうなのだが、この日(金曜日)は定休日らしく、公園から眺めるだけに。

そうでなくても公開自体は午前中に終わってしまうらしいが。その他、ホー・チ・ミン博物館なるものもあるそうだがここも金曜日はお休みとのこと。

ここはイタリア人にインスタで教えてもらった映えスポット。Train streetと呼ばれているらしい。ここに限らないけど、欧米人(で括っていいのかわからんけど)にとって鉄板なスポットと我々にとってのそれが若干違うことを学んだ。ベトナムで話した欧米人はみんな北部のサパやハジャンループに行くと言っていたが、正直彼らから話を聞くまで存在すら知らなかったし。

この周辺の混雑がエグい。

 

あとはここも有名か。ハノイの大聖堂。中には入らなかったけど。



 

夜も(騒がしいが)そんなに治安が悪そうな印象は受けなかった。「ジャパニーズ?」と声をかけられ、明らかにAIで生成もしくは加工された女性の裸の写真を2回ほど見せられたくらい。これついて行ったら何が出てきてたんだよ。

屋台でイカと鶏肉の串焼きを食べた。合わせて7万ドン(約420円)。

ペッパーソースも相まって美味い。

そしてハノイのコンビニ(サークルKがたくさんある)ではロックスター・エナジードリンクを見つけた。

日本では残念ながら販売終了してしまい、もう飲むことができない伝説の(個人の感想です)エナジードリンク。なんか小さいがこの際それは関係ない。ここから毎日のように摂取している。

あとは前日におすすめされたエッグコーヒーを飲んでみる。

知らなかったがベトナムの名物らしい。正直コーヒーをブラック以外で飲むことがほとんどないのだが、なるほどこれは卵のまろやかさとコーヒーの苦味が良い塩梅で混じり合ってなかなかに美味しい。ただちゃんと混ぜ合わせないとただ卵とコーヒーが2層になっているだけの飲み物なので、そこは注意。

 

3日目

特にやることはなかったが、次の日にハロン湾クルーズを突発で決めてしまったので水着を探して街に出る。

ほんとは出発時の荷物に入れとくべきだったんだけど、部屋の整理してる間に回収不可能になってしまった。
当然ながらベトナムも季節としては冬であり、誰もこの時期に泳いだりしないだろうから水着を探すのには難航した。

地元の衣料品店やショッピングモールを周ったが結局それらしいものは見つけられず、最終的にUNIQLOでまぁ海にも入れそうなショートパンツを買った。ちなみに日本より高い。

ちなみにUNIQLOにはウルトラライトダウンも売っていたが、誰か着るのか…?*1

そのついでにハノイ駅あたりまで歩いてみる。

 

Grabのジャケットやヘルメットがその辺で売っていて軽く衝撃だった。

Grabというのは東南アジアで広く使用されている(らしい)配車アプリで、海外旅行でタクシー(バイクタクシー含む)を使う時にめんどくさい値段交渉から解放される(あと支払いもアプリ内で完結するので財布を出す必要もない)非常に便利なツール。

アプリでドライバーを呼べるっつってんのに、Grabのジャケットを着たドライバーがめちゃくちゃ向こうから声をかけてくるから変だな…とは思っていたのだが、ジャケットがその辺で売っているのであればそもそもドライバー自体が偽物の可能性もあるんじゃないだろうか。

www.viet-jo.com

こんな感じで。

偽物じゃないとしても低評価のドライバーは配車要請が減るらしいので、街中でしきりに声をかけてくるドライバーは仕事がない低評価のドライバーなのかもしれない。実際はどうなのかわからないが。

そもそも向こうからグイグイ話しかけてくる人を信じる方が悪い説がある。


1ヶ所くらいちゃんと観光スポットを見ておくかと思い、ホアロー刑務所に行ってみた。



ここはフランスによる植民地統治時代にベトナム人政治犯を収容する場所で、独房や処刑に使ったギロチンなどショッキングなものも含めて見学できる。囚人たちが受けた仕打ちを表したオブジェも多数あり、「地獄の中の地獄」とも呼ばれた当時の様子を窺い知ることができる。

ちなみにベトナム戦争下では米兵捕虜の収容所として使われていたためその時代の展示もあるのだが、「私たちは米兵に自由な生活を保障してましたよ」アピールと取れる展示物(米兵が遊んでいた道具など)があまりに多く、何かしらの意図を感じてしまいさすがに話半分に聞いておこう…と思った。

植民地支配を受けた側の遺構は日本ではなかなか見ることができないというのもあって行く価値はあるスポットだと思う。

 

とりあえずここまで。続きます。

ベトナム、結果的に3週間以上いたのでブログもテンポよく行きたい。

*1:一応ハノイでは冬の寒い日だと気温10℃前後にはなるらしい